宅建士ライターの自宅リノベの話〜業者決定〜契約編〜
宅建士ライターの自宅リノベの話、早いもので今回の投稿が5話目になりました。
ここで過去のコラムをおさらいするので、1話からご覧になりたい方はぜひ下のリンクをクリックしてくださいね。
この記事ではBRホームズの宅建士ライターが、実際に住んでいる自宅をリノベーションした際に生じた疑問やトラブル、また悩んだときの決め方などを自身の経験を元に紹介しています。
私自身がリノベーションする際に感じたことは、インターネット情報でも参考になる記事はたくさんありましたが、もっと細かなところまでが欲しいというのが感想でした。
幸い、知り合いに工務店を経営されている方や、私自身も不動産経験があることから、紆余曲折ありながらも自宅リノベを完成することができたのですが、みなさんの境遇が私と同様という訳ではありませんよね。
そこで、自分自身が解決した方法や心得を伝えられたらと思いこのコラムをシリーズとして継続しています。
今回の記事は複数社の見積りから1社を選定した後の契約までのやりとりを時系列も含め紹介していきましょう。
見積り提案後〜業者決定

前回の記事では複数の見積り業者からの提案後、業者選定方法を解説しました。どちらかというと、業者選定迷子にならないよう、「ここを見ましょう」といったあなたの思考を整えるような記事になっています。
この記事を読まれている方は、既にこの業者に決めようかなと方向性が決まっている方と推測します。
早く依頼をしないといけないのかと問われると、そうではありません。
しかし、次の3つに該当する方は、なるべく早めに、依頼する業者へ一報を入れる方が良いですね。
- リノベーション工事を早く入れたい場合
- 設備の納期が遅くなる(可能性があると言われた)場合
- 特に工事期間の希望はないが、施工業者のスケジュールに合わせなければいけない場合
どちらかと言えば、ゆっくりじっくり1つ1つの設備や材質を決めていき、理想のマイホームを実現したいと思われているようであれば、業者連絡は急ぐ必要はありません。
その場合、注意してほしいことがあり、設備などの単価は流動的でもあるため、初回見積りから3ヶ月や半年など経過した上での連絡は避けた方が良いですね。
単価が変わって見積り価格が変更になる可能性があります。
マイホームは1日の中で体を休める場所だったり、家族との団欒の空間だったり、ご自分の趣味に没頭できる場所だったりと、家に対する見方は人によってさまざまですよね。
共通点は「ご自身やご家族が一番楽でいられる空間」ということです。
だからこそ、あなたの理想とする空間を実現できる業者を決めることは、今後のライフプランにも大いに関わってくるため、慎重に決めるべきと私は考えます。
業者決定後〜契約締結まで
さて、晴れて1社の施工会社に心が決まったら、まずはそのことを依頼する業者に伝えるべきですよね。
その後はリノベーションの箇所や規模によって何から進めていくか枝分かれしていきます。
では、私自身が本契約締結するまでにどんな手順で進めたのかを事例にし、詳しく解説していきましょう。
リノベーション箇所
手順をお話しする前に、我が家の工事内容を簡単にお話する必要があります。
なぜなら、工事の規模によって決めるタイミングや順番が変わる可能性があるからです。
早速我が家のリノベーション箇所をお伝えしましょう。
- システムキッチンの取り替え
- リビングと廊下の床張り替え
- リビング造作壁設置
- 一部クロスの張り替え
- 全部屋内窓設置
- 一部インテリア
大きく分けるとこのような区分けになるでしょうか。
まずは設備に関する工事の仕様を早めに決める必要があるため、本契約前にショールームに行き仕様を決めるところから始まります。
ショールームに足を運ぶと1つ1つどれにするか、設置するかしないかなどをその場で決めていきます。
当初の見積りは担当者が決めた仕様になるため、そこからプラスになったりマイナスになったりするのです。
初回見積りから2週間程度でショールームへ行き、その後変更箇所を組み込んだ見積りが出来上がるまでおおよそ1ヶ月位でした。
工事請負契約締結
変更後の見積りに承諾をすると、いよいよ工事請負契約の契約締結になります。今回私が依頼した施工会社は全てクラウド上で契約締結を完結できるため、お互いに時間的ロスを削減することができました。
所謂、電子契約書になります。
契約内容を良く読み、疑問等がなければ電子サインのみで契約が有効になる契約方法になります。
ちなみに、前回のリノベ会社は電子契約書ではなく、書面での契約締結でした。施工会社によってクラウドを採用している場合としていない場合があるため、あなたが依頼する施工会社の契約締結方法に合わせた方が良いですね。
まとめ

請負契約締結後にはもう追加工事や変更はできないのかと思われがちですが、筆者の場合は変更可能でした。
追加工事は内窓の全部屋設置、バーチカルブラインド設置など、当初の契約後になかなかのボリュームの工事を追加しています。
その場合は、新たに追加工事分の契約を締結、またその分の見積りも必要になってきます。